ダイビングライセンスの種類
ダイビングライセンスには様々な種類があります。発行している指導団体が複数あるためです。指導団体ごとに認定するダイバーランクがあり、それによって活動できる幅や楽しみ方が変わってきます。わたしは、1981年9月SCUBA DIVER, 82年9月OPENWATER DIVER, 1983年5月ADVANCED DIVERと取得しました。各団体での違いについて紹介します。(JUDFは無くなった?不明です。)
指導団体の違い
ダイビングライセンスを発行する指導団体には日本だけでも30以上あると言われています、一般的なのはPADI(パディ)、NAUI(ナウイ)、BSAC(ビーエスエーシー)、SSI(エスエスアイ)、CMAS(クマス、シーマス)あたりです。本部はPADI、NAUI、SSIがアメリカ、BSACがイギリス、CMASがフランスにあり、基本的なプログラムは共通ですが、その中にも違いはあります。
日本では主要な指導団体がCカード協議会という組織を作り、プログラムの標準化をを図っています。
ランクの違い
ダイバーランクも指導団体によって呼び方に違いがありますが、NAUIは、以下のように知識・技術・経験によってランクが定められています。ランクによって潜れる深さなども変わってきます。
スクーバダイバー
プロが引率することを条件として、12mまで潜れる資格です。旅行先で取得をするのに時間がない方が受講することが多いです。内容としては、下記のオープン・ウォーター・ダイバー・コースの半分程度の講習になります。
オープン・ウォーター・ダイバー
通常、初心者コースとしてダイビングを始める最初のランクです。同等以上の資格を持つダイバーと一緒に、18mまで潜ることが出来ます。ダイビングの基本的なスキルを身に付けるだけでなく、潜水計画の立て方や、海況の判断、トラブル回避など安全に楽しむための知識も学びます。
アドバンスド・ウォーター・ダイバー
ダイビングの楽しみがぐっと広がるランクです。水中写真の撮り方や魚の名前の覚え方、ナイトダイビングなどのコースがあります。また、ディープダイブのトレーニングを受講すると、40mまで潜ることが出来る様になります。
ダイブマスター
プロとして、水中のガイド活動が出来る様になる資格です。ダイビングを仕事にしなくても、自分に自信が持て、仲間と一緒に潜る時のリーダーシップを取れるようになります。
アシスタントインストラクター
実際の講習でインストラクターのアシスタントとして活躍することが出来、学科講習を教えたりできる様になります。
インストラクター
これまで全くダイビングの経験がない人をダイバーとして認定できる資格です。また、ランクアップコースを開催することで、ダイビングを上達する喜びを提供することもできます。インストラクターにも、様々なランクがあり、それぞれ開催できるコースに違いがあります。
上記以外にも、沈船ダイバーやアイスダイバー、水中ビデオグラファーなどダイビングを楽しむための様々なコースがあり、それぞれ受講をするとCカードが発行されます。その地域独特のコースもありますので、スペシャリティカードを集める事を趣味にしているダイバーもいるほどです。